生命保険に入ってはいないけど、
医療保険だけはしっかりと入っている人は多いと思います。
ちょっと入院してしまうと、今後入れない可能性があるからと、
とりあえず若いうちから医療保険に入って、入院や手術に備えているかもしれません。
でも日本の医療保険制度をよく見てみると、少し疑問に思うことがあります。
まず病院にいって健康保険証を見せると、通常3割の自己負担となっています。
(年齢によっては1割または2割となります)
3割の自己負担といっても、入院や手術内容によっては金額は大きくなりますが、
そこは高額療養費制度によって賄われています。
平成27年より変わりましたが、実際の自己負担額(1か月あたり)は、
年収によって分けられ、35,400円~約252,600円となっています。
一番上位の区分は年収約1,160万円以上となり、
年収が約370万円から約770万円だと、自己負担額は約80,100円となります。
しかも、この仕組みには軽減措置が取られていて、
①1か月間の家族単位の合算額であること、
(複数回病院にいった場合や同月間に家族が病院にかかった場合等)
②直近1年間に、既に3回以上高額療養費を受けている場合は上限額の引下げ、
が行われています。
さらに加入する健康保険組合によっては、付加給付という仕組みがあります。
それは先ほで高額医療費制度の自己負担額の上限についてお話ししましたが、
健康保険組合によっては、独自の上限額が設定されています。
例えば、2万円という付加給付が設定されている場合には、
自己負担額はあくまでも2万円で、窓口で医療費を支払い、後々健康保険組合より還付を受けるという仕組みです。
自己負担額が毎月2万円であれば、何とかなりませんか。
ぜひ一度、ご自身が勤務されている健康保険組合の制度について調べてみてください。
わからなければ一度銀行か保険の担当者に聞いてみるといいと思います。
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